名鉄ワールドトランスポート株式会社 物流・国際輸送

入庫照合作業の時間を約61%削減 ― 名鉄ワールドトランスポート株式会社

実証実施 成果公表

実施枠組み:あいちデジタルアイランドプロジェクト「TECH MEETS」/愛知県

計測した結果

計測項目 結果 測定範囲・条件
入庫照合作業の時間削減 約61% 入庫対象作業の計測範囲において、370秒から142.72秒へ短縮 出典:2026年3月18日「AICHI INNOVATION CHALLENGE 2026」成果発表(実証実施日 2026年2月4日)

数値はいずれも記載の測定範囲における実測値であり、他の現場・他の条件で同じ結果になることを保証するものではありません。 一次情報(ニュース)を見る →

背景

名鉄ワールドトランスポート株式会社様は、国際輸送を手がける物流事業者です。入庫時には、荷主から届くテキスト情報(品目・数量など)と、実際に届いた貨物とを突き合わせる照合作業が発生します。

この照合は、目視と手作業に依存する工程でした。品目が多く、梱包の見た目が似ている貨物では確認に時間がかかり、作業量の増減に対して人員で吸収する構造になっていました。

取り組んだこと

荷主側で登録した製品画像・品目情報と、倉庫側で撮影した貨物画像を、AIで照合する仕組みを構築しました。

作業者は貨物を撮影し、システムが登録済みの製品画像と突き合わせて一致・不一致を返します。テキスト情報だけを頼りに人が目視で確認していた工程を、画像同士の照合に置き換えた形です。

計測した結果

2026年2月4日に実施した実証では、入庫対象作業の計測範囲において370秒から142.72秒へ短縮し、約61%の時間削減を確認しました。

計測範囲は入庫対象作業のうち照合にあたる部分で、前後の運搬や書類処理は含みません。この数値は、愛知県主催の「AICHI INNOVATION CHALLENGE 2026」(2026年3月18日開催)において、共創プロジェクトの成果として公表しています。

この事例について

本取り組みは、愛知県が主催する「あいちデジタルアイランドプロジェクト『TECH MEETS』」の共創プロジェクトとして実施しました。実証の設計から成果発表までを、自治体および運営事業者の伴走支援のもとで進めています。社内だけで完結した実績ではありません。

よくある質問

「約61%削減」は、入庫作業全体の時間ですか。

いいえ。計測したのは入庫対象作業のうち、照合にあたる範囲です。前後の運搬や書類処理は含みません。この範囲において370秒から142.72秒へ短縮しました。作業全体の削減率は、対象範囲の切り方によって変わります。

同じ仕組みを自社の倉庫にそのまま導入できますか。

そのままでは導入できません。この構成は、荷主側で製品画像と品目情報が事前に登録されていることを前提にしています。その前提が無い場合は、何を正解データとして持つかの設計から必要になります。まずは現在の照合手順を伺うところから始めさせてください。

撮影した貨物画像は外部に送信されますか。

扱うデータをどこに置くかは、案件ごとに要件を確認したうえで設計します。外部に出せない情報を含む場合は、閉域での構成をご提案します。詳しくは[クラウドに出せないデータをどう扱うか](/media/cloud-ni-dasenai-data/)をご覧ください。

実証で見えた課題はありますか。

あります。照合の精度は、荷主側に登録されている製品画像の粒度と鮮度に強く依存します。登録画像が実際の梱包状態と離れているほど、人が確認に回る割合が増えます。導入検討では、AIの精度よりも先にこの前提条件を確認することをお勧めしています。

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同じような課題があれば、まず30分お話しさせてください。

実現できることと、できないことを正直にお伝えします。既存のツールで足りる場合は、そう申し上げます。

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