手荷物の搭載判定で97.0%を確認 ― ANA中部空港株式会社
成果公表
実施枠組み:あいちデジタルアイランドプロジェクト「TECH MEETS」/愛知県
計測した結果
| 計測項目 | 結果 | 測定範囲・条件 |
|---|---|---|
| 手荷物の搭載判定 | 97.0% | ソーティングエリアでの実証における搭載判定の成立率 出典:2026年3月18日「AICHI INNOVATION CHALLENGE 2026」成果発表 |
| ヘルメットID検知・追従 | 100.0% | 同実証における作業者のヘルメットID検知および追従の成立率 出典:2026年3月18日「AICHI INNOVATION CHALLENGE 2026」成果発表 |
| 搭載判定とID検知の両方成立 | 97.0% | 同実証において、搭載判定とヘルメットID検知・追従の双方が成立した割合 出典:2026年3月18日「AICHI INNOVATION CHALLENGE 2026」成果発表 |
数値はいずれも記載の測定範囲における実測値であり、他の現場・他の条件で同じ結果になることを保証するものではありません。 一次情報(ニュース)を見る →
背景
ANA中部空港株式会社様は、中部国際空港におけるグランドハンドリング業務を担っています。手荷物のソーティングエリアでは、行き先ごとに手荷物を仕分けて搭載する工程があり、ここでの誤搭載を防ぐことが運航品質に直結します。
取り組んだこと
ソーティングエリアにおける手荷物の誤搭載防止を目的として、IPカメラ映像をAIで解析し、誤搭載が発生した際にアラートを発出する仕組みを検証しました。
映像から手荷物の搭載を判定するとともに、作業者のヘルメットに付されたIDを検知・追従することで、「どの手荷物が、どの作業者によって、どこに搭載されたか」を映像だけから追える構成としています。
計測した結果
実証では、以下の結果を確認しました。
| 計測項目 | 結果 |
|---|---|
| 搭載判定 | 97.0% |
| ヘルメットID検知・追従 | 100.0% |
| 両方成立 | 97.0% |
これらは実証における各判定の成立率であり、実運用での誤搭載削減率ではありません。アラートを受けた後の運用手順によって、現場での効果は変わります。
数値は、愛知県主催の「AICHI INNOVATION CHALLENGE 2026」(2026年3月18日開催)において、共創プロジェクトの成果として公表しています。
この事例について
本取り組みは、愛知県が主催する「あいちデジタルアイランドプロジェクト『TECH MEETS』」の共創プロジェクトとして実施しました。ANA中部空港株式会社様が提示したニーズテーマに対して当社が提案し、シーズ企業として採択されたものです。実証の設計から成果発表までを、自治体および運営事業者の伴走支援のもとで進めています。
よくある質問
97.0%というのは、誤搭載を97%防げるという意味ですか。
いいえ。これは実証における搭載判定の成立率です。「誤搭載の削減率」ではありません。実運用での防止効果は、アラートを受けた後の運用手順に左右されるため、この数値だけからは導けません。
残りの3%はどうなりますか。
判定が成立しなかった分です。この種の仕組みは、判定できなかったことを検知して人に回せるかどうかが実装上の要点になります。「読めていないのに読めたことにする」ほうが、読めないこと自体より危険だと考えています。
既存のカメラをそのまま使えますか。
設置位置・画角・照明条件によります。本実証ではIPカメラ映像を解析対象としましたが、同じ構成が別の空港・別の現場でそのまま成立するとは限りません。現地の撮影条件の確認が最初の作業になります。
映像データは外部に送信されますか。
扱うデータの置き場所は案件ごとに要件を確認して設計します。外部に出せない映像を扱う場合は、閉域での構成をご提案します。自社環境で映像を扱うためのツールとして、セルフホスト型の動画アノテーション[FramePin](/frame-pin/)も提供しています。